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事故で骨折等の長期入院の看護の仕方。
こころのケアも含めて、社会復帰までのサポートを具体的に。

お答え
 

事故での骨折で長期入院とは、ほんとうに災難でしたね。
文面だけでは交通事故か、その他の事故かはわかりません。
ご自分が加害者なのか被害者なのか、はたまた看護と書かれているので、ご家族かお友達かということでいろいろと違ってきます。

と、ごちゃごちゃ書きましたが、このように事故って言うのは複雑なのです。何故か。人が責任を取らなきゃならないからです。ここが、病気と違う点です。 やった方もやられた方も、事故ってのは、誰も幸せにならないし得にもならないのです。
ここのところを肝に命じて下さい。ともすると、外来に来られる患者さんは、相手が悪いとか自分のせいとか言った事で悩まれています。また、こういった事が怪我の回復を妨げています。

勿論、一部の保険会社の誠意の無さもこれらの事に拍車をかけています。
結論から言うと、誰も得をしていないのですから、まず治療に専念しましょう。 専念するということはどういう事かと言うと、日本は法律の下に成り立っている国家ですから、責任の度合い云々は専門家同士で話し合ってもらいましょう。そして、まあ、菓子折りの一つも持って見舞いに来れば善し、来なくても相手が来る義務はないのですから、納得しましょう。

勿論、頭に来る気持ちは分かります。でも、目的は早く直すと言う事です。その目的に立つと、どうしてもネガティブな感情は足を引っ張る事しかしません。もし、相手を非難したり、あら捜しをして、治りが早くなるものだったり、法律的に保障が多くなるようでしたら、そりゃあ仕方が無いかなと思います。でも、現実は違います。 ですから、割り切っていった方がいいのです。

この方法でご本人も周囲も社会復帰に向けて考えていけば、きっと答えが出てくると思います。

厳しい言い方をすれば、骨折が治った後の人生には、当然多少の後遺症の影響はあるでしょうが、現実の残りの人生を保障してくれるような保険など存在しません。自分の力で社会復帰しなくてはならないと言う現実がある以上、まず、割り切って忘れてしまう事が大切です。
PTSD(心的外傷)だともいえますが、日本では裁判で時間がかかりますし、たとえ通ったとしても、やはり保障は微々たる物でしょう。(勿論、徹底して争そわなければならないケースもあるとは思いますが)

ともかく、怪我や病気をとりあえず治す事を第一とする立場としては、一般論ですみませんが、こんな答えでいかがでしょうか。

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