脊髄後縦靭帯骨化症ですか・・・。
ご苦労お察し申し上げます。
この病気は原因不明で、日本人に多いとされています。
脊椎は首で7個、胸で12個、腰で5個が並んでいます。それぞれの間には 椎間板と言うクッションが敷かれています。骨には穴が空いており、そ
のトンネルの中を脊髄が上から下へと通っています。骨と骨は靭帯で固 定されており、これらは脊椎の前面と脊髄が通るトンネルの中に上から
下へと張られています。
この病気はそのうちトンネルの中の靭帯が骨のように固くなるものです 。最初は、脊椎の動きが悪くなるだけで、症状も軽いしびれ程度です。
しかし、骨のように固くなった靭帯が太くなるに連れて、次第に脊髄を 圧迫するようになります。圧迫する部分と程度で話しは違ってきますが
、痛みやひどい痺れ、筋力低下や麻痺なんかが出てきます。
治療は手術でそれを除去するか、あるいはトンネルを太くするなどがあ りますが、年齢や合併症にはばまれて、牽引やいわゆる電気をかけると
言った(温熱療法)などの保存的な方法がより多く取られています。
この病気は東京都では難病指定されており、治療費に対しての補助も出 ています。ただし、この制度は各自治体単位ですので、お住みになって
いる場所、年齢などで補助の程度が異なってきます。お近くの役所や病 院、医院でお聞き下さい。
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