中耳炎ですか。
お子さんの事となると、親たるもの、非常に心配になるものです。
心中お察し申し上げます。
そもそも耳は外耳、中耳、内耳に分けられます。
みなさん耳の穴の掃除をされると思います。ついつい、奥まで耳かきや綿棒を入れすぎていたい思いをされた事もある事でしょう。この耳の穴を外耳と言います。奥は鼓膜になっています。ここに小さな傷が出来たり、ばい菌がついたりすると外耳炎となります。
鼓膜の奥はさらに小さな部屋になっていて、耳小骨と言う骨があります。ここはステレオのアンプみたいな役目をするところで、鼓膜の振動を増幅する働きをします。ここに、同じく感染が起こると中耳炎となるわけです。
ですから、抗生物質を飲んだり、ひどいときには鼓膜に穴をあけて膿を外に出すのです。ちなみに、膿は、ばい菌と戦った白血球の死がいです。その膿を出す為に鼓膜に穴を開けても、ほとんどの場合聴力に障害は残りません。かくいう私も両耳の鼓膜を同級生に中耳炎の時、切開された経験がありますが、耳の聞こえはOKです。
ただ、この中耳炎の場合、慢性化する事もありますので、やはり、専門家の治療と診断は引き続き行って下さい。
最後に、骨より内側の実際に音を感じるところを内耳といいます。ここにも炎症が起こる事があり、内耳炎といいます。
では、お大事に。
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