胃ガンの予防としては直接関係はありませんが、腸のガンや成人病一般には大変よいことです。
我々の腸内には細菌が住んでいます。
彼らの力で食物は発行、分解、消化吸収されます。
彼らは、100種100兆個もいるといわれています。これらの細菌は食物の消化吸収だけではなく、実は大腸の粘膜細胞はエネルギー消費の激しい細胞で、とても血液の運ぶブドウ糖だけでは足りません。
そこで、細菌が作り出す酪酸などで、現地調達するのです。
ところが、その細菌の中にも善玉と悪玉がいるのです。肉を食べると、悪玉菌(ウェルシュ菌)が増えます。悪玉菌によって分解された肉(蛋白質)は有毒ガス(メタンガス)などになります。
また、ガンの一因にもなるのです。
このウェルシュ菌の働きを押さえるのが善玉菌であるビフィズス菌です。ヨーグルトの中に含まれるビフィズス菌などの乳酸菌は、こういったメカニズムで体を守ってくれるのです。
さらに、最近では、この乳酸菌の働きで、腸内の粘膜が正常化され、結果としてNK細胞が活性化するというデータが報告されてます。
NK細胞はガン細胞をパクパク食べてくれるリンパ球の一種ですから、まさに一石二鳥ということです。
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