アレルギーのある方は,薬を飲むとき本当に気を遣うと思います.
これを飲んだら,またあのイヤな蕁麻疹が出るんじゃないか,喘息の発作が起こるんじゃないか・・・・等と思うと,余計に病気が悪くなりそうです.出来るなら,薬を飲まずに済ませたい,というのが本音だと思いますが,症状があるときにはどうしても薬が必要なこともあるでしょう.で,そういうときに注意することは,
1. 今までのアレルギーの経験を,医師や薬剤師にきちんと話す.
2. 現在の体調について,はっきりと医師や薬剤師に話す.また,一緒に飲んでいる薬の有無も告げる.
3. もし何らかの異常を感じたら(口がしびれる,息が苦しい,蕁麻疹が出た,かゆい,皮膚が赤くなったり湿疹が出た,下痢をした,などなど)すぐに服用を止めて,医療機関に相談する.
4. 薬を飲んでいるときは,あまり直射日光にあたらない.
5. 身体に負担がかからないような食生活をし,十分な睡眠をとる.
6. 薬の保存は指示通りきちんとし,期限切れの薬を飲まない.
上記の1と2は,患者さんにとって安全な薬を選択する場合に必要な情報です.しっかりと医師や薬剤師にお話しして下さい.
3はアレルギーの早期発見,4はアレルギー反応の予防です.
5はアレルギーが起こりにくいような身体を保つ目的で,6は変性した薬を飲まないための予防策です.
こういった注意をしていても,アレルギーはいつどこで起こるか解りません.今まで大丈夫だったお薬で,突然アレルギーが起こることもあります.
とはいえ,アレルギーが起こっても,対策はちゃんとありますから,あまり心配しないで指示通りの服薬を行って下さい.
そして,自分の身体の変化に対して,敏感になることをお奨めします. |