赤ちゃんの立場になってみれば、お母さんを、オッパイの出のよし悪しで判断したとしても不思議ではありません。なにしろ赤ちゃんにとって、オッパイはなにものにも代えられない、重要なもの。
そこで、もし赤ちゃんが、オッパイの出のいいお母さんは、いいお母さん。逆に、出の悪いお母さんは、悪いお母さんと判断しても生物学的には不自然ではありません。しかし、このまま大人になってしまうと大変です。
オッパイを豊富に与えてくれるお母さんは、いいお母さんです。
しかし、オッパイの出の悪いお母さんだって、惜しみなく子供に栄養を与えようとするのです。もっと、いいお母さんかもしれません。
つまり、お母さんはすべて、いいお母さんなのです。そのお母さんのオッパイの出がいいか悪いかだけの話です。
オッパイの出のよし悪しで、いいお母さんか、そうでないか判断することはできません。
一般に未熟な精神構造を持ったものは、物事の一面で全体を評価する傾向があります。人をバカにするときに「クサイ」という言葉を使うそうです。とてもイヤな言葉ですね。
ニオイがするかしないかで、その人の全体を判断することはできないのは当然です。
ニオイを必要以上に気にする必要はどこにもないのです。ワキガだろうが何だろうが、その人の本質とはまったく関係がないのですから。
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