夜中に急に熱が出てしまいました。体温計を見ると、さあ、たいへん。39度もあるのです。すぐに救急車を・・・・・・。
心配はわかりますが、救急車はタクシーではありません。
救急患者の約六割は小児科の患者で、その半数以上は発熱であるといわれています。
夜間の発熱の場合、翌日の朝まで待っても大丈夫か、そうではないか、判断が難しいところですが、発熱だけで、ほかに症状がなければ、救急患者になる必要はありません。
救急車を必要とする判断の一応の目安は、発熱に伴って呼吸困難がある、ケイレン、意識障害、脱水症状がある場合など。
そのほか、発熱以外では、激しい腹痛、事故(外傷、熱傷、誤飲、大量出血など)のケースです。
このようなときは、迷うことなく、その日のうちに診察を受けるようにしましょう。本当に必要な方のために、むやみに救急車に頼らないようにしたいものです。
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