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はじめまして。よろしくお願いします。
半年前に、左の肩下に突然おできが出来、寝返りが出来ないほどの痛みが
1週間ほど続きました。
その後その部位に小さなかたまりが残り、最近では2cm 弱位の大きさになり、触ると多少の痛みを感じていました。
ここ2、3日前から、また赤く腫れだし、以前と同じような痛みも伴っています。

皮膚科を受診したところ、「これは脂肪腫で、ばい菌が入ったり何らかの刺激によって炎症を起こしている」と言われました。
生活に支障がなければとくに除去することはないと聞きますが、このような状態を繰り返す可能性があるのならば、いずれは取り除いたほうがよいのでしょうか?
また、除去する場合はどのような方法で、どの程度の傷が残るでしょうか?
(29歳 主婦)

お答え
 

おできは痛いものですね。
お話を伺っていると、脂肪腫というより、アテロームというもののような気がします。
アテロームとは生まれつき皮膚が内側に迷入している状態を言います。いわば、皮膚が内側にめり込んでいる状態です。

皮膚は常に新陳代謝を繰り返します。そのために垢が出てくるわけです。垢とは古くなった皮膚の表面ですね。
それが、皮膚が内側にめり込んでいるために皮膚の下に袋状となってたまっていくわけです。
それだけでは、特に問題はないのですが、時にそこにばい菌がくっついて炎症を起こしたり、膿を持ったりします。そうなると、赤くはれ上がります。

このときは中の膿を出すべく切開排膿します。一回ならばこれだけで十分ですが、繰り返す場合があります。その場合は、炎症が治まったら、その袋ごととってしまいます。
普通は局所麻酔で大丈夫ですが、表面には少ししかでていなくとも、氷山と同じでねっこはかなり大きいものとなっています。ですから、結構時間も掛かります。2−30分というかんじでしょうか。

外科か形成外科で取ってもらうと良いと思います。あまり痛くはないはずです。

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