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こんにちは。30代女性です。
先日頭痛や吐き気がしたので脳内科を受診しました。
以前激しい頭痛で受診した脳内科の医師がとても良かったので脳内科にいくのに迷いは無かったのですが医師の名前を忘れてしまい比較的予約に余裕がある医師になりました。

私を診てくれた医師は かなりのご年輩のかたで開口一番「結婚してる?」と聞いてきました(私は 未婚なので「いいえ」と答えました)
頭痛のほうは 検査することになり 席を立とうとした時
「さっきなんで結婚してるかって聞いたかというとアメリカのほうでは何で横行してるのか分からないけどピル飲むでしょあなたは結婚してないから飲まないからいいけどあれ飲むと脳梗塞になるからね何がいいんだか」
と言われました。

私はハッキリ聞かれなかったのでもちろん言うきっかけもなくしましたし結婚してない=ピルは飲まないと決めつけてかかられしかも席を立つ寸前に言われたのですごーく嫌な感じがし無言で立ち去りました。

私はピル飲んでます。婦人科の先生と相談して。
23歳から4、5年飲んでてその当時は高かったので続けられず昨年また婦人科を受診し 相談してまた飲み始めました。
結婚はしていませんがずっとお付き合いしている人もいますし避妊の目的もありますが その他色々です。今飲んでいるピルは低用量ピルです。
時々吐き気はしたりしますが体の内部でも副作用はやはり起きるのですか?婦人科の先生は昔と違って主だった副作用は無いと言っていました。血液検査もしましたし、触内診もしました。

netで見ると脳梗塞より乳ガンとか子宮癌?になりやすいとか出ていました。やはりヤメタほうがいいのでしょうか服用するとしても何歳過ぎたらヤメタほうがいいとかいう年齢はありますか?
私は35歳です。
ピルとタバコの関係性も指摘されてるみたいですが私はタバコは嫌いで具合悪くなるので吸ってる人の近くにも寄れません。
運動も適度にしています。
ちなみに脳のほうは異状なく精神的なものによるものだろういうことでした(その医師ではない医師の診断です)

お答え
 

ピルに関して脳梗塞を起こしやすいという報告はかつて随分見たことがあります。ただし、アメリカの報告がほとんどだったと記憶しています。容量自体が当時は大容量であったということ、日本では避妊目的での投与は保険適応外であったため絶対数が少なかったということが主な原因だと思います。
その後、低用量ピルが出され、日本人の性生活にも変化があったようです。

婦人科の先生とご相談のうえでの服用ですから、あまり問題はないと思います。ただし、あくまでも非生理的な状況を作っているわけですから、なにかしらの不利益をこうむる可能性は少ないとはいえ存在するわけです。

ですから、医学的な観点から言えば、天秤に掛けながら薬というものはあるいは治療や検査は行わなければなりません。
どういった目的でどういった利益が得られて、どういった不利益をこうむる可能性があるのか。そこらあたりをよくその婦人科の先生とご相談のうえピルを使われるのが良いと思います。
当然、休薬してちゃんと生理を来させるといった細かい配慮はなさっているものと思います。また、避妊目的の服用だとすれば、当然相手の彼氏もちゃんと一緒に婦人科の先生のお話を聞かれていると思います。
でないとすれば、ちゃんともう一度彼氏を含めて婦人科の先生からお話を聞かれるのが良いと思います。

今や欧米では、エイズの影響もあっての変化だと思いますが、コンドームの使用が増加し、また、性交渉の前にはエイズ検査の結果を伝え合うのは常識となってきたようです。(貧困層においてはまだまだですが。)
僕の大好きな南米のペルーでは結婚証明書を出してもらうためにはエイズ検査の結果を添えなければならないそうです。それだけ多いということらしいのですが、話がそれましたが、愛し合うということに、いろんなリスクが伴ってきているのも事実です。
愛し合うためにはパートナーがお互いにちゃんと話し合っていくことが大切だと思います。

もし・・・・違ったらごめんなさいね。・・・ちゃんと彼氏とお話ができていないのなら、ちゃんと話しをされたほうが良いと思います。というのは、あなたのご相談の奥には、何か不安が感じられるからです。その不安の裏返しが、医師の不適切な一言や薬の副作用に対しての過剰反応として、怒りとして出ているように僕には思えるのです。
そんなこと言ったら、ぎくしゃくしちゃう、嫌われちゃう・・・そう思ってはいませんか。

愛し合うということは、勇気の要ることです。どんなに心理療法を受けたり、勉強してグラウンディングしたカウンセラーでも、実際に試されるのは恋愛、男女関係においてといわれます。
それぐらい男女関係は大変なことなのです。時として、存在そのものが脅かされるような気がしますものね。
だからこそ、素晴らしいものなのかもしれませんよ。
すこし、勇気を出してふたりで愛を作り上げてください。もう一歩愛を深めてください。婦人科の先生に一緒に相談に行かれるのはいいきっかけだと思いますよ。

間違っていたらごめんなさいね。
ただ、なんとなくそんな気がしたものですから・・・・

では。お大事に

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