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ぶしつけですが何とぞよろしくお願いします。
先日、75才の母が慢性硬膜下血腫と、脚部に閉塞性動脈硬化症を併発しているとのことで入院治療を受けることになりました。

先生がおっしゃるには、アタマのこれ以上の出血を抑えること、そして閉塞性動脈硬化症の血栓を溶かすという相反する課題をクリアするには、血流を促進するクスリを使いながら様子を見ましょう、とのことで、最悪の場合はアタマが危険な状態になる、足の切断もあり得るとのことでした。

しかし、先生のホームページを見て、早期に慢性硬膜下血腫の手術を受け、その後に閉塞性動脈硬化症の血栓を溶かす方が良いのではないかと思った次第です。

母は僻地に住んでおり、とても心配しています。ちなみに脚部の血の流れ具内は現在のレベルで3だそうです。一刻も早くなんとかならないかと思い、ご相談差し上げます。頼れる人もおらず、なにとぞよろしくお願いします。

お答え
 

お母様のご病気さぞご心配だと思います。
慢性硬膜下血腫と閉塞性動脈硬化症の合併、厄介な状況です。この場合まず考えなければならないのは、どちらがより重症で治療を要するかと言うことだと思います。
実際にはメール以外の情報がないので、想像で申し上げることになりますことをまずお断りしておきます。

たとえば、麻痺がなかったり、意識がしっかりしていて、血腫の大きさも小さいならば、まず閉塞性動脈硬化症の治療を先にやって、血腫のほうはCTで経過を追っていくというのが妥当でしょう。
主治医の先生がそういう手立てを考えてらっしゃるわけですから、多分お母様はそういう状況ではと思います。

ただ、そうは言っても、勿論頭のほうが急変する可能性はあります。ただ、これはもう人知の及ぶレベルではありません。
とすれば、今一度、先生に足の治療を優先したほうが良いと言う確認(つまり頭の状況は軽症であると言うこと)を取られれば良いと思います。
そのうえでの結果は賭けるしかないかもしれません。治療とは残酷ですが、そういった面も持ち合わせています。

また、慎重に行えば、そういった悪条件(血を溶かす治療中)でも、慢性硬膜下血腫の手術は可能です。勿論、合併症は大きい可能性は残りますが、しかし、これもワン・チャンスということで選ばねばならないのです。
僕のアドバイスは以上です。

ここから先は、良く先生とご相談のうえ、あなたが決めなくてはならないと思います。そのために疑問はちゃんと聞いて明らかにしてください。

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