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脳の若さはどの程度?将来ボケやすい?

お答え
 

みんな気にする脳の若さがどの程度か、将来ボケやすいかどうか、すぐわかる[脳年齢]判定表

■脳の老化度を知ることができる

携帯電話に登録していても、電話をかけたい人の名前を思い出せない、家事や仕事でミスが増えた、新しいことを覚えられなくなった――。

このような脳の老化を感じたとき、あなたならどのような受け止め方をしますか。実は、脳の老化を感じたとき、脳若返りの努力をするか、しないかで、その後の人生にも影響が出てくるといっても過言ではありません。

脳の若さには、もともと個人差があります。生き方によっても大きく異なります。しかも、脳が老化しているのかどうか、自分で脳内を見ることはできません。それだけに、自分の脳の若さが今、どの程度かを知ることは、とても重要です。それができれば、脳の老化をある程度はくい止めることが可能です。

まず、下の質問表であなたの脳年齢をチェックしてみましょう。次に、脳が老化しているという判定が出た人は、解説を参考にして脳の老化をくい止める努力を行うようにしてください。

この質問表は、元自治医科大学教授の宮本忠雄先生が考案したもので、「意欲・興味」「知的機能」「感情のあり方」「生活態度」「心身のコンディション(状態)」の5つの分野から、総合的に脳の老化度を判定しています。

脳年齢判定のための質問表
「ハイ」ならA、「イイエ」はC、「どちらともいえない」はBに○をつける
 
【1】意欲・興味(大脳旧皮質の老化度がわかる)      
(1) 物事に素早く反応できなくなった  
(2) 新しいことを自分のモノにしにくい  
(3) 積極的に体を動かすことが多い  
(4) いったん決心すると行動に移るのが早い  
(5) 何かするのがおっくうになる  
(6) 出不精になってきた  
(7) 根気が続かなくなってきた  
(8) 何事につけ好奇心が強い  
(9) 恋愛小説や映画には興味がなくなってきた  
(10) 冒険心が強く、未知の世界へ飛び込みたいと思う  
    小計      
【2】知的機能(大脳新皮質の老化度がわかる)      
(11) ときどき知人の名前を度忘れする  
(12) 電話番号の主なものは、そらでかけられる  
(13) 自分の持ち物をどこかへよく置き忘れる  

(14)

勘が働かなくなってきた  
(15) 暗算による計算が苦手になってきた  
(16) 新しいアイデアがよく浮かぶ  
(17) 話が回りくどく、テンポものろくなった  
(18) 今でも本を早く読める  
(19) 聞いたばかりのことをすぐ忘れてしまうことがある  
(20) 複雑なことでも、よく頭に入ってくる  
    小計      
【3】感情のあり方(大脳旧皮質と新皮質の関係)      
(21) 自分の感情を抑えにくくなってきた  
(22) ささいなことで、イライラするようになった  
(23) 涙もろくなってきた  
(24) 前にしゃべったのを忘れて、同じことを何度もいう  
(25) 人前でしゃべりたがるようになった  
(26) 若い人たちのふるまいや言葉づかいが気になる  
(27) 頑固になってきたと思う  
(28) 考え方や行動が自分中心になってきた  
(29) 失敗や間違いなどを、いつまでも苦にしない  
(30) ひがんだり、愚痴をこぼすことが多い  
    小計      
【4】生活態度(総合的な老化度がわかる)        
(31) ケチになってきた  
(32) 理想や夢がいくつもある  
(33) 他人にわずらわされず、独りでいたい  
(34) 服装、身のこなしに気を配ることがなくなった  
(35) 社会的地位や名誉を考えるようになった  
(36) 新聞ではまず死亡欄に目がいく  
(37) 昔のことをすぐ持ち出す傾向がある  
(38) 興味の範囲が狭くなってきた  
(39) 世の中の仕組みはあまり変わらないほうがいい  
(40) 理屈より経験でものをいうことが多い  
    小計      
【5】心身のコンディション(状態)        
(41) いったん疲れても回復するのが早い  
(42) 睡眠時間が前に比べて短くてすむ  
(43) 午前中は調子がいいが、夕方から夜にかけて頭の調子が落ちてくる  
(44) 1つの問題を集中してやり抜く気力がなくなった  
(45) 以前と比べて早起きになった  
(46) 老眼の傾向がある  
(47) 耳が少し遠くなった  
(48) 歩くテンポが少しのろくなった  
(49) 食後や乗り物の中で、よく居眠りする  
(50) 人との話で健康を話題にしたがる  
    小計      
    合計      
※全部の合計点を出し、下の「脳年齢判定表」で判定する。

脳年齢判定表
合計点 該当年齢    総合評価
121〜140 70以上 かなり老化している
111〜120
101〜110
65〜69
60〜64
老化している
91〜100
81〜90
55〜59
50〜54
老化が始まっている
71〜80
61〜70
45〜49
40〜44
老化の兆しがある
46〜60
31〜45
35〜39
30〜34
まだ若さが残っている
16〜30
0〜15
25〜29
20〜24
非常に若々しい

■テストでわかる脳を若く保つ方法

5つの分野について、順に述べましょう。

【1】の「意欲・興味」は、社会性の変化ともいえ、老化が進めば興味や関心の範囲が狭くなることが特徴です。この分野の得点の高い人は、趣味のサークルに入会したり、地域の人たちはもちろん、若い人たちなど自分と違う年代の人とつきあったりして、単調な日常生活を変える工夫をするといいでしょう。

【2】の「知的機能」については、具体的には記憶力の減退を示します。これをくい止めるには、脳をしょっちゅう使って鍛えることが肝心です。そこで、日記をつける、俳句や短歌を作る、囲碁や将棋、さらには脳パズルに挑戦する、といった知的な趣味を実践し、知能の老化を防ぐようにしましょう。

【3】の「感情のあり方」については、老化とともに性格が変わることがあります。この分野の点が高かった人は、生活や地域活動の範囲を広げて人と積極的に接触したり趣味のサークルに入ったりすれば、性格は変わります。

【4】の「生活態度」と【5】の「心身のコンディション」の2つについていえば、脳の老化度以外に、心身の総合的な老化度を知る手がかりとなります。

※引用 夢21 新年号 平成21年1月1日発行 (C) (株)わかさ

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